wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

石見銀山

月曜日から水曜日まで某研究会で、石見銀山地域への踏査旅行に参加。自身として戦国期を本格的に研究するつもりはないのだが、「人類の歴史」・「歴史学Ⅱ(対外関係史を予定)・「日本史概説」関連など後期の授業で取り上げる都合があり、実地見学に参加させてもらうことにした。企画立案が日本中世史研究者きってのフィールドワーカーの某先生ということもあって、三日間ひたすら歩き回り銀山地域を堪能することになった(水分は3リットルぐらいは飲んだと思う)。以下で簡単に日程を整理しておく(途中移動は貸し切りタクシー)。23日12:00大田市集合→世界遺産センターで展示施設見学→銀山地区に入り山上から間歩(坑道跡)・発掘調査現場を見学しながら山を下りる、途中で近代に大規模化したため入山可能となった大久保間歩の中へ(坑内は気温が12度ほどで暑さが一気に冷却する)→銀山資料館と大森集落巡り(思った以上に大規模)→アルコールなしの夕食後に研究会、ローソンでビールを買って就寝。24日朝から古い時期の銀山町を歩き温泉津街道の山道を2時間程度歩く→昼食後に再び旧道を少し歩き、沖泊・温泉津・鞆ヶ浦の港巡り。沖泊・鞆ヶ浦は近年まで船以外ではできない山に囲まれた港町で、船泊の鼻ぐり岩がそのまま残されおり圧巻の光景。途中で数人で抜け出し温泉津温泉にも入ることができた。夜は飲み会で多数の料理を堪能。25日は朝から山吹城に上るが中世というより豊臣期以降の状況が残された状況。下山後は公開施設である龍源寺間歩(下の写真)に入り涼んだ後に墓地などを巡るが、最後は疲れがどっと出た感じ。13:00過ぎに解散するが東京の有名経済史研究者らと出雲大社に向かう。修復中の内部に入ることができるという情報によるものだが残念ながら土日のみ。ただし宝物館で中世の興味深い境内絵図を見ることができた。帰途のやくもが列車運行ができず米子乗替になるなど若干のトラブルはあったが、11:00過ぎに帰宅して本日は写真整理。お世話になった皆様ありがとうございました。
イメージ 1