戦後の日本中世史研究を考える
河音能平氏(1933-2003)は、領主-農民関係を基軸に置きながら、政治、経済、社会から、文化、イデオロギーレベルまでを包括する日本中世社会の総体を把握しようという意志をもった歴史家であった。その視野は世界史的であり、そのための方法を模索して比較史料論にも及んだ。その河音氏の仕事が、今年の春に『河音能平著作集』全5巻(文理閣)としてまとめられた。これを機会に、戦後日本の歴史学、とりわけ中世史における歴史学的営為を振り返り、今後の方向をみんなで考える討論の場を持つことにしたい。
そのため中世史研究の世代の異なるお二人に問題提起となる報告をお願いした。
日時 12月17日(土)13:00~17:00
上記のような企画で報告することになりました。これから準備です。