wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

「中世の四天王寺と都市天王寺」

本日到着の『ヒストリア』第300号記念特集大阪地域史研究の成果と可能性144~164頁に掲載。依頼原稿だが久しぶりの学術雑誌への寄稿。ただし全体構想を最初に報告したのは2008年4月18日で、2011年11月22日の1617会での報告レジュメはすでに引用されている。その後2013年4月10日の原稿ファイルが残っておりそのころまでには90%ぐらいできていたが、投稿前に1点史料確認の必要と地図作成の必要性でペンディングに。さらに2016年ごろに論文集刊行の話しをいただいたことで、そのまま載せることに変更。ところが当方の心の弱さで全く作業が止まってしまい、最初の部分だけを別の形で出したのみで放置状態に。今回の依頼で70枚ほどあった原稿を圧縮して、ようやく覚えたWord地図トレースを付したもの。それでも紙数がオーバーしており、近現代史のお一人と並ぶ最長原稿になった。しかも初稿の段階で全く余白がなく、頁数を増やすこともためらわれたため、抜け落ちていた先行研究を加えることもできなかった。どこまでいっても情けない限り・・・。まだ抜刷は届いていないが、先日の買い物で封筒は購入したので、何れ関係者にはお送りします。なお本誌には拙稿を含め19本の論考が掲載されており、中世では文献から生駒孝臣・廣田浩治・大澤研一の各氏、考古から藤本史子氏が執筆。