wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

京都御所一般公開

本日は初授業。念のために早めに着くようにしたのだが、悪い予感は当たるもの。講師室で書類を配っていた女性は何を聞いても教務で聞いてくれと要領は得ないし、印刷は別のところの要員に頼まなければならず、しかもコピー機が二台置いてあるだけ。さらに講義科目の中身にしては大教室だと思っていたら、それが埋まるほどの人数の受講者で、再度印刷を頼まなければならないことに。月曜日の説明会で実務的な話は全くなかったので引っかかってはいたのだが、これほどになるとは思わなかった。まあ講義のほうは大きな支障が出ることはなく終えることができたので、とりあえずは一安心で昼からは京都観光。まず地下鉄今出川駅北口を昇り、同志社の新館建設現場の横を通り(結局は発掘現場を見ることができなかった)、相国寺界隈をめぐり、それから表題のイベントに向かう。はるか昔に行ったような気もするのだがあやふやで、実質上は初めてのようなもの。入場する際にゆるーい所持品検査があったが(カバンは開けさせられるが、金属探知機はない)、何を警戒しているのだろうか。現代の建造物は安政二年(1855)再建でさして古くはないが、逆に国学などの影響で有職故実研究が発達したため平安時代のものがそれなりに復元されており、講義用の写真撮影をして廻ることができた。年配層を中心に観光客はかなりいたが、平日と言うこともありあふれているというわけではなく、陣座・滝口などは見向きもされないため、写真を撮るのにはさほど不自由はしなかった(デジカメで本当に撮影できているかどうかの手応えがない場合があり、帰ってみると同じ場所を何枚も撮影していたが)。一時間ほどで終えてその後どうするか迷っが、結局博物館をはしごすることにした。そこでもゴシップ情報?は別としてもいろいろ発見はあるのだが、それは明日に廻すとにして学生の提出物の整理を今日中に終えておくことにしよう。写真は日華門を入ったところから紫宸殿を眺めたもので、手前に最初期の梅が枯れたため植え替えられたという右近の桜が咲いている。奥に囲われているのが左近の橘。イメージ 1