以前から気になっていた作品が、近所の映画館でちょうどよい時間に上映されることになり、本日サービス・ディを利用して観覧。インド北部（ニュー・デリーの西側らしい）の州で創刊された不可触民出身の女性たちが立ち上げたという報道機関（週刊新聞と動画配信）での女性記者の活躍を描いたもの。露天採石場による粉塵だらけの集落、十代半ばで出産し家族の理解もなかなか得られない中での記者の奮闘、インド人民党の政治活動の実態などいろいろ興味深かったが、経営者の姿が全く見えず営業努力も含めて報道機関そのものの実態はよくわからず。また最後にインド全体で50名以上の記者が殺害されているとあり、レイプ被害者も登場しており、警察・地域ボスへの向こう見ずな取材活動が、痛快すぎるのもやや違和感。使用言語はヒンドゥー語のようで、ソーシャル・メディアなど外来語として英語が一部聞き取れる。制作はインド在住の作家で、本作品は国際的評価を受けているようだが、インド国内の状況も気になるところ。
いまだに来年度の仕事は本年並みにもならず。お心当たりがありましたら、よろしくお願い申し上げます。
