本日は京都をサボって大阪の研究会。最新知見は勉強になったが、質疑は黙殺される・・・。旧知の方とのサシ飲みで愚痴はこぼしたが、復原図は一人歩きすることを認識してほしいところ。その昼間の休憩ということで表題の展覧会を観覧。圧巻は浪速東遺跡の中世後期の溝から発見されたという20枚の阿弥陀経を書写した杮経、墨痕が気になったのだが、扇形に綴じられたための墨映とのことで、四分の一づつ会期中に現物が展示。四天王寺旧境内の東側も興味深いのだが硯があり僧侶の私坊の可能性はないのか気になるところ。その他、津守廃寺の中世瓦、野田城跡のシジミ土壙などもあり。なお常展には未紹介の鎌倉期の文書があり、ちゃんと史料紹介してほしいのだが・・・。