本日は朝が中百舌鳥、午後が岡本。昨晩とりたてて深酒したわけではないのに、一日中疲れが残るなか何とか終える。電車読書は春の講義の補訂のため購入し、積ん読をごぼう抜きして読了。明治初期から安倍政権の教育勅語の道徳教育での利用を閣議決定したところまでの動向を、文明→リベラルと国体→保守の相克として整理したもの。勅語以後の詔書の具体像、沖縄戦での御真影奉護隊、敗戦時の「奉焼」、戦後も戦前行事が継続していたが紀元節復活をめぐる動向の中で逆に消滅し儀礼をめぐる相克が入学・卒業式に移行したことなど、いろいろ勉強になった。1936年に東京の大学で四大節行事を実施していたのが、國學院と立教のみだったというのも意外。