wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

兵庫県立歴史博物館「唱歌!西洋音楽がやって来た」

本日はルーティン姫路。ただ三日外勤が続いたため、二週間ぶりで机の前は回覧書類だらけ。表題の特別企画展も17日から始まっていたが、本日昼休憩でようやく観覧。明治における西欧音楽の導入を、幕末ドラムマーチ(軍楽は当初の鼓笛隊からラッパに変わるとのこと)・唱歌の誕生・子どもの言葉の唱歌・軍歌と鉄道唱歌・音楽を楽しむ、の五つのテーマで構成したもの。伝家の宝刀入江コレクションの双六絵画は運動会種目のカルタなど当時の様相を伝え、八甲田山の遭難・忠勇唱歌(四十七士・楠公父子・豊太閤・牛若丸・菅公)・教育勅語・帝国憲法など何でも唱歌にするという無節操さも興味深く、鉄道唱歌が地理・歴史教育と不可分だったように、初等教育に果たした唱歌の役割の重要性がよくわかる。いくつかの唱歌スマホアプリで聞くことができ、最後にレコード放送もあり。図録はありませんが無料ガイドブックを配布。なお中世史的には山国神社遷幸祭山国隊行進ビデオ(初期の鼓笛隊音楽を伝えているらしい)がツボ。コロナ禍ですが興味のある方はどうぞ。

唱歌!西洋音楽がやって来た―明治の音楽と社会― | 展示会情報 | 兵庫県立歴史博物館:兵庫県教育委員会