wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

「中世淀川の流路と交通」

本日ようやくレジュメを送付。一般市民向けのものだが、別の研究会でアレンジして話をするという予定もあったので、史料だけは多数載せておいたため専門的になったかもしれない。前半部分は鳥羽殿・渡辺津などの既発表論文を元にしたが、後半部分はいくつかは口頭報告で利用しているだけの新ネタで、レジュメ作成中にも重要なことに気づいた。この数年にわたって河川を交通だけでなく、多様な用益が重なった場として捉えるために史料収集を続けてきた成果で、何れは論文化したいところ。依頼者の意図と少しずれたかもしれないが、恐らく余り考えられてこなかった視点だと思われる(7月の山梨は行っていないがタイトルは相変わらずだった)。次は書きかけで難航している締切仕事に戻らなければならない。なおHPでも告知されているので一応記しておくhttp://www.town.oyamazaki.kyoto.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=6191
大山崎町と関わりの深い淀川。その歴史の調べ方について、文献史料や地図史料から読み解きます。
※参加無料。申込不要
とき=(1)8月26日(日曜日) (2)9月29日(土曜日)(3)10月21日(日曜日) 午後1時30分~
ところ大山崎ふるさとセンター3階ホール
内容
(1)「中世淀川の流路と交通」大村拓生さん(関西大学非常勤講師)
(2)「地理学からみた大型河川の景観復元」山村亜希さん(愛知県立大学准教授)
(3)「淀川渡し場の風景」福島克彦大山崎町歴史資料館学芸員
問合せ=歴史資料館 電話952-6288