高田京比子編『河川をめぐる中世の政治権力と経済ーイタリア(ヴェネト・トスカナ)と日本(畿内)ー』神戸大学人文科学研究科、2020年3月、129~138頁、に掲載。2017年12月2日に開催された関西比較都市史研究会で、イタリア人研究者ジャン・マリア・ヴァラニーニ氏報告のコメントペーパーとして提出したもの。その後に編者の科研報告書に掲載依頼を受けて、史料註など若干の補訂を加えた。分量は指定されていなかったので、ちゃんとした論文として執筆すべきだったのだが、時間的余裕が持てず、大堰川上流から尼崎にいたる淀川水系における都市の展開と関係性について概観したのみにとどまった。お恥ずかしい限りで広くお配りすることはないと思います。ただし同書には、ダリオ・カンツィアン「アドリア海、アディジュ川、アルプスの間における資源管理と政治軍事的戦略(12~15世紀)」、ジャン・マリア・ヴァラニーニ「12~15世紀のヴェローナとアディジュ川をめぐる政治経済的関係:アルプスとポー=ヴェネト平野のあいだで」、パオロ・ピリッロ「中世のトスカナ地方とアルノ川」の3論文が日本語・イタリア語で掲載されており、興味をお持ちの方は本記事ではなくDMでご連絡ください。10部頂いていますので、お渡しすることは可能です。