某
古書店で安く手に入ったので購入し、火曜日までに読了した。執筆者4人全て
お茶の水女子大学大学院
家政学研究科被服学専攻の卒業生ということもあって、衣服の形態に関する叙述が殆どだが、図版が少ないため理解するのが非常に困難だった。
有職故実ぐらいわからないと、と思いながらも能力のなさを痛感する。やはり普段から着るものに関心がないのが、根本的な要因だろう。そのなかで興味深かったのが喪服の変化で、白系統のものが古代に中国から黒系統が入り、それが白系統に戻って、近代になって黒系統が西洋から入るというもので、ズボン・椅子などと共通の動きが見られるようだ。身体の歴史を考える上では重要なテーマになるだろう。