wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

米子城など

金曜日に一時間年休を取って、新幹線で岡山、高速バスで米子に向かい二泊してきた。目的は安来の和鋼博物館での刀剣書めくりだが、便宜を考えて宿泊は米子の安ホテル。せっかく泊まったので土曜朝は朝は米子城に登り少し城下町散策。眺望は想像以上の絶景で山陰一と賞されるだけはある。ただ冬の山陰というのをすっかり忘れ、傘をホテルに置いたままにして途中から冷たい雨にやれたのは大失敗。それでも10:25発安来行きに乗れたので、そこからは史料めくり。予想以上に対応はよく印画紙製本されたの刀剣書が自由に閲覧でき頼めばコピーもしてくれる。しかも想定の記事は当然のことながら、予想外の記事を発見することができ大きな成果。閲覧は16:30までなので、16:00過ぎで切り上げ、17:00閉館の博物館常設展も観覧。たたらから館の設立母体である日立製鋼、さらに開館にも尽力したという近代たたら製鉄を実見して学術的にまとめた俵國一氏のスペースもあり、充実したものでしっかりした図録もあるwww.wakou-museum.gr.jp/。ただ問題は夜の過ごし方。米子駅周辺はホテルしかなく、地元民が集まるスーパー・映画館は郊外にシフト。一人で地酒と刺身に5000円使うしか時間を消費する手立てはなかった。まあホテルは朝食付き、史料めくりは二日とも昼抜きで地元に落とせるお金はそれぐらいのもの。博物館の状況がはっきりしなかったため帰りの予約はせず、諸事情からJRにしたがかなりやばい。時間はほぼ変わらず料金は二倍近い。谷をぬって作られた鉄道と、尾根をぶち抜いた高速道路で距離が異なるせいだが、列車は揺れまくりで単線のため反対列車待ちが三回。事故確率が少なく思えるのと景色を拝めるぐらいしかメリットはないよう。三月の高知も悩みどころ。写真左は本丸からみえた雪雲のかぶった伯耆大山、右は本丸の石垣。
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