兵庫県立考古博物館「兵庫山城探訪」
本日は表題の特別展を担当者に案内していただくhttp://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000006qda.html?channel=main。兵庫県は明治初年に発足しているため本年が県政150周年となり、その記念事業として県内の国史跡となっている城郭18のうち、11の山城(播磨利神城・但馬竹田城・淡路洲本城・但馬八木城・播磨置塩城・但馬此隅山城・播磨白旗城・播磨感状山城・但馬有子山城・丹波八上城・丹波黒井城)と県指定の丹波岩尾城を取り上げたもの。それぞれの城郭について、出土遺物・縄張り図・城下町プラン・石垣もしくは土塁パネルを用いて紹介されており、全体を通じては中近世城郭史をたどるものにもなっている。さすが専門家による展示で図録も充実している。また此隅山城では土師器の内面に名前を記したものが200名近く見つかっているらしく、一部の人名はその前に実施された勧進奉加帳にも登場するという。全く知らなかったが大変興味深い事例、もう少し掘ってみる価値がありそうだ。なお何枚か招待券もいただいていますので、興味のある方はお声をおかけ下さい。