wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

地方史研究協議会編『徳島から探求する日本の歴史』

本日は枚方最終回。1972年以降の現代史パートで、先週少し手を入れたが、もう少し整理が必要だったことに気づく・・・。電車読書は12月のカタログ販売で購入していたもので、某プロジェクトのこともあって地域史のお勉強。一般向けということもあって中世史パートはそれほど目新しい話しではないが、重見高博「出土遺物が語る勝瑞城館跡の歴史」は、土師皿、備前、瀬戸・美濃、貿易陶磁の数量の整理によって、成立と細川・三好の二つのピークがクリアにされる。その他に弥生から律令期までの遺物から見たそれぞれの地域性、蜂須賀の参勤交代の経路などの紹介は当方にとって有益。また転びキリスタンの末裔が身辺調査の対象になっていたというのは不勉強である種の驚き。

地方史研究協議会編『徳島から探求する日本の歴史』(文学通信) - 文学通信