本日午前に観覧。出品目録をちゃんと確認していなかったが、鑁阿寺蔵の尊氏・義詮座像、栃木県立歴史博物館蔵の文書・尊氏筆地蔵菩薩像などもあり、古文書についても東京大学日本史研究室蔵・慶應義塾図書館蔵などが多数。丹波でも常照皇寺蔵肖像画（光厳上皇は当然だが、夢窓疎石像があるのは初めて知った）、出雲神社・遠山家・久下・片山、丹後日置など盛りだくさん。ただ当方がかつて取りあげた荻野朝忠が単なる守護代扱いされいたのは残念。また図録11は元弘三年四月廿七日「尊氏軍勢催促状案」・同年五月二日「某着到状案」のみが掲載されているが、後闕の鎌倉後期の裁許状らしきもの（写したつもりが忘れているという大失態）が一紙になっているのが気になったところ。午後に組合の執行委員会があり、ゆっくり観られなかったのが残念だが、眼福々々。
