wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

『日本歴史』887

編集委員会からの依頼で、「はがき通信」に拙文が掲載(720号以来2度目)。姫路の宣伝だが、新知事次第でどうなることやら。なお同誌には、研究余録に大塚紀弘「鎌倉大仏の鍍金と鎌倉幕府」、研究余録に高橋修「鎌倉御家人笠間時朝の造仏」、文化財レポートに松本和彦「讃岐国府跡の調査」、書評に中込律子「梅村喬著『尾張国郡司百姓等解文の時代』」・山田貴司「小久保嘉紀著『室町・戦国期儀礼秩序の研究』」・佐藤雄基「坂田聡編『古文書の伝来と歴史の創造』」などが掲載され勉強になる。なお文化財レポートによると11世紀中葉から13世紀に一辺40m程度の屋敷地的なまとまりが12~13ブロック程度想定でき(調査区は3ブロック)、井戸の完備・輸入磁器の出土量・灯明具などの出土から留守所と想定されている。そこまで集住しているのかは疑問だが、ちゃんと検討する企画をもってほしいところ。

お知らせ(月刊雑誌『日本歴史』のご案内) - 株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社