wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

徳島文書調査と徳島城下町

木曜日から本日まで科研の末席に混ぜてもらい徳島で文書調査。かつてその真偽が疑われたものだが、充分に中世の様相を考える文書として利用可能なことが共通認識となった。現地受け入れに尽力されたHさんをはじめとする方々、同道していろいろご教示下さった研究会メンバーの方々に感謝申し上げます。あまり準備がよくなかったのだが始まる前と終わった後に少しだけ時間があったので、町巡りをした。木曜日は徳島城跡に上る。縄文海進時にできた特異な自然地形を利用して建てられた城郭で吉野川河口の天然の要害になっている。現在は写真左のように堀の水が地下に落とされているが、くぼんだ道路から堀が確認できる。本日は偶然にも川巡りの船の最終便に間に合い(かつて某番組で観た記憶がちょうどよみがえった)、おばさんグループ二組の真ん中だったが一人クルーズに乗り込んだ。ひたすら低地に建設された町であることが実感でき、材木屋(写真右)にテンションが上がり、冨田も通ることができた。高速バス(本当は船にしたかったのだが)も運転手がアクロバットのような渋滞抜け道を使って予定より5分遅れぐらいでJRなんばに到着し、早速洗濯を済ませる。とはいえこれから怠惰な夏休みのつけと、講義がまとめて襲ってくる。とりあえずは10月10日の報告が最初の山…。
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