wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

京都国立博物館「辰づくし‐干支を愛でる‐」

本日は枚方定期試験190人、夜はD社団体交渉(ひどい対応で、疲れた・・・)。その合間に表題の展覧会を観覧。目を惹いたのが「十二類絵巻」(干支の台詞も興味深く、合戦場面は長槍で相手を突き刺す描写がリアル)、「俵藤太絵巻」(竜宮城の従者がさまざまな貝のコスプレで、魚をいろいろ)。その他に「江戸時代の縁起絵巻」として近世書写という「誓願寺縁起絵巻」が出品されていたが、人物描写は明らかに室町で多数の民衆が登場する興味深いもの。「泉穴師神社の神像」は大きさは様々で、男神像はほぼ同じ造形なのに対して、女神像は大別三種類ぐらいのものがある。この時だけは眼福々々。なお観覧者は半数以上は非日本語という印象。

新春特集展示 辰づくし―干支を愛でる― - 京都国立博物館