本日もルーティン姫路で、紀要の再校を印刷所に渡す。とある原稿の補訂ではじめてイラストレーターを利用して文字入力。単純作業でも試行錯誤で、自分で地図作りができるまでにはほど遠いという実感・・・。そういうわけで電車読書は昨年に数十年ぶりに購入していたブックレットを読了。閔妃暗殺時の略奪品の存在、GHQによる戦後処理としての略奪品返還、戦後間もなく溶解処分となった皇居御府の収蔵品と今も残っているらしい唐による渤海王冊封の石碑など、いろいろ興味深い事例が紹介されていたが、やはり分量的にはあっさりしすぎ。まあ少しは得るものがあっただけよしとしておこう。なお著者は東京都の財団勤務ということで、こうした問題に携われるのは感服はするところ。文化財返還問題を考える - 岩波書店