wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

大阪市バス収支公表

三連休も仕事は進まず、校正は一通り見るも疑問点が出てきて月曜日に再確認する必要あり。その上にお怒りのメールまで届きいろいろ大変。そういうわけでいろい問題は山積みのままだが、本日は仕事終わりに実家に寄って日本酒でを結構飲んだこともあって、明日に回し久しぶりのブログ更新。さて某府知事の圧力によって、大阪市もいろいろ対応を迫られいるが、表題についてもそういうわけで出てきた数字http://www.kotsu.city.osaka.jp/jigyougaiyou/houshin/101112_shuushi-keisuu-h21.html。某府知事は地下鉄だけ売り飛ばしてしまえという方針のようで、赤字の市バスをアピールするねらいがあるのだろうが、根本的な違和感がある。それというのも本日金曜日は非常勤先まで市バスを利用しているのだが、ノーマイカーフリーチケットを見せるだけでそもそも営業収入にどのようにカウントされているのか疑問。そのほかにも敬老乗車証・全線定期などいろいろな乗車形態があり、運転手もその路線にのみ雇用されているわけではなく、どうして路線ごとの収支が算出できるのだろうか疑問。それ以上に問題なのが黒字の内実である。実は金曜日に利用する路線は市バス128系統中で6系統しかない黒字路線なのだが、12時過ぎにも関わらず大阪駅始発から相当数の乗客が座れず非常勤先まで解消されない。帰途は4限終わりということもあるが、非常勤先ですでに満席オーバーとなっており、大阪駅まで乗客は増えるばかりである。つまりかなりの乗客が座れない状態にならないと黒字にならないということになるのだが、果たしてそれでよいのだろうか。とりわけバスは棚に荷物も置けず照明も暗いため、立ったままだと本すら読めずにひたすら揺られなければならず、元気なときでもかなりの苦痛である。その状態を黒字・赤字で判断してよいのか、公共交通の意味が問われるところ。そのわりに某府知事は次の南海大地震で沈没する関空に投資を集中させるという。冗談もいい加減にしてもらいたい。