wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

書類が終わらない

非常勤講師の気楽なところは専任のような事務仕事をする必要がないところ。本も自分のもにならないし、写真を大量に手に入れても置くところがなく、国内旅行ぐらいは何とか私費で行けるので、科研費も請求したことがない。この年になると出す公募もほとんどなくなるので、そこからも「解放」されつつある(今年は准教授の書類を一つ書いてみたが)。ところが文部科学省の悪政は、ついにこの世界にまで及んできたらしい。今年度から行っている某大学、来年度から行かせてもらう某大学では、非常に詳細な研究業績書を書かせるのである。論文は題目・ページ数・さらに100字程度の用紙まで必要で、今日は2時間やっているのにまだ終わらない。しかも常勤教育職員は過去10年間の5点でよいのに、なぜか非常勤はすべてを書かされる。公募以上に全く誰も読まないのは明らかなのだが、せっかく書いてきたものを間引くのもためらわれる。本当に徒労としか言いようがない作業にうんざりする。