本日は公務出張(これで最後かと思っていたが、もう1回可能性がありそう)。なんやかやで二万歩近くなったが、移動中に表題書を読了。六角氏と城郭史の専門家である著者が、六角氏のはじまりから観音寺城の史跡指定まで、50のトピックと6のコラムで紹介したもの。全体的な展開がよくわかり、六角氏が完全に滅亡せず加賀藩士になったというのも初めて知った。なおトピックは基本見開き2頁で、1頁ちょいの文章と図版で構成されており、大量の図版を考え、文章の分量も含めいかにはめ込むかというのが気の遠くなるような仕事。文書写真・絵画資料・人物像・風景写真・縄張り図などよく集めたところで、白黒かカラーかの選択も必要。掲載許可をとる編集の労力も大きかったはずで、謝辞ぐらいあってもよかった気もする。