wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

神戸市立博物館「伊能忠敬」

大雨だったが自治体史がらみで図書館に本を借りに行くついでに観覧(甲南の非常勤をやらせてもらっているおかげで通勤扱い、もっとも博物館から中央図書館まで適切な交通手段がなく、靴の中までビッショリになった)。お目当てはこれまた仕事がらみで、鳴門海峡を描いたものを確かめるため。幕府に上呈されたものは焼失してしまったが、各地で大名の求めに応じて納められたもののいくつかが遺されているとのことで、蜂須賀家のものがその対象。ケース越しで遠く、しかも字の向きがバラバラで、判読は大変困難だったが、単眼鏡に張り付いていくつかの地名を読み取ることができた。ただ完全ではなく、何とかデータを手に入れたいところ。大雨だったが、独占するのはやや気が引けるぐらいに客は入っていた。なおなお無料の常設内で「太山寺文書からみる中世の神戸」で文書が五点ほど展示。驚いたのが建武三年八月六日付「足利直義禁制」(県史24)で、ガラスケースにメジャーを当てての目算が縦37㎝・横21㎝ほど。直義の花押のある正文だが、不勉強の身には余り見ない形状。神戸市立博物館