かつてシルクロード交易で栄えたユーラシア内陸部が、再び発展しつつある姿を示した現状報告。2001年６月成立の上海協力機構加盟の中国・ロシア・カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス・タジキスタンは、両大国とそれをバランサーとする地下資源豊富な中央アジア諸国が、内部抑圧体制を取りながらも、国境を確定して、鉄道・道路・パイプラインで結んでいる状況が示され、急速な経済発展に向かっていることが実感される。中国におけるウイグル独立問題、数日前に報道されたキルギスでのウズベク系住民の紛争と中国の素早い対応など、政治的に報道される背景にある経済的動きがよくわかる。それにしてもどうしようもない領土問題にこだわって、経済的にも取り残されつつある辺境の島国は、アメリカの下駄の雪として棄てられタクス・ヘイブン化していくという未来がますます展望されてしまう。http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1005/sin_k533.html 本日は総合資料館で京都の考古学研究者にたまたま出会い、いろいろ情報を頂く。影写本めくりではとんでもない史料を見つけてしまい、コンピューターに打ち込むが、長文で結局は全部はできなかった。もう少し調べて場合によっては世に出る方法を考えなければならない。
