wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

「青いカフタンの仕立て屋」

本日は枚方定期試験250人、見た感じ書けてそうだが果たして・・・(この大学には珍しく手ぶらを二人見かけたが、字は書いていた)。終わると速攻で自宅に戻り、近所で表題の映画を1000円で鑑賞。舞台はモロッコの港町サレの旧市街(メディナ)、伝統的なカフタン職人で末期ガンの妻と暮らす男性が実は同性愛者で、そこに若い男性職人が舞い込んできて・・・という物語。監督はモロッコ出身で、演者のルーツはベルギー・イスラエル・モロッコとのことで、言語はフランス語っぽかったのだが、そのものようにも聞こえず残念ながら不明。細い路地・個室ありのハマム・サッカー中継をみるカフェ・モロッコ料理・海に面した墓地・仕立屋の細かい細工、そしてタイトルにもなった青いカフタンの美しさ。賄賂で私腹を肥やす役人の妻・夜のいきなりの検問も含めてモロッコの情景をみることができる(監督のインタビューによると、当初はモロッコで上映できるか微妙だったらしい)。三人の機微もなかなかで、最後は結構な涙目に・・・。

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