wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

ニコラ・ル・ルー(久保田剛史訳)『フランスの宗教戦争』

明後日の授業で取り上げることもあって、以前に衝動買いしていたものを電車読書のお供にする。カトリック勢がスペイン・ローマ教皇ユグノーイングランド・オランドの支援を受け国際性をおびたものとなり、王権内部・貴族の派閥抗争もあって大規模なものになったことは理解できたが、結局のところ何だったのかははっきりせず。事実がたんたんと記されるだけで、1598年に新旧共存が確保されたといわれても、ルイ14世までに反故となるものを本質といえるのか。モヤモヤが残るばかり。

Q1060 フランスの宗教戦争 - 白水社