wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

聚楽第現地説明会

本日夜はお休みだが、昼の京都のみ休日授業。自治体史の補訂を仕上げなければならず、しかもなぜか一月七日はお休み。ただしチケット屋で購入した土日回数券が利用できるというメリットがあり、何より表題の現説が本日に設定されていたことは非常に幸運。そういうわけで学生に事情を話し、いつもより五分ほど早い14:25ぐらいに講義を終えて、15:00受け付け終了に間に合うよう贅沢にもタクシーを拾って現場に向かう(呼びかけに応じて同乗した学生一人、自転車で来た学生も一人いた)。現場は見学者が40人ほどの集団にまとめられており、その5番目に加わって、10分ほど待たされてから案内される(待っている間に2.5番の集団が形成されていた)。発掘されたのは聚楽本丸南側の石垣最下段で、白川産の石垣を利用した野面積みで、石の規模は予想以上に大きい。法勝寺などかなりの石が採石されているはずだが、よくこれだけの石が残っていたものだ。現場は埋め戻されるようで、最後の機会に実見できたのは幸いだった。写真は西側から撮影したもので、左手側が本丸になり、石は門に近い奥ほど大きくなるとのこと。
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