wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

東京史料閲覧記録

火曜日から久しぶりに東京へ行き、史料の閲覧をしてきたのでその記録を残しておく。21日7:00新大阪発の新幹線で出発し、竹橋の国立公文書館(内閣文庫)に10:00前に到着。興福寺大乗院関係を中心に写真帳を閲覧。出納にやや時間がかかるのは欠点だが(頼んでから駅のコンビニに戻りおにぎりを買って食べ終えたころにちょうど運ばれてくるぐらい)、デジカメ撮影が許可されており、絶対必要なものはPC入力、そうでないものは撮影のみと区別できるのが利点。昨年の日本史研究会大会で紹介されていた史料を見つけることが出来なかったのは心残りだが、思いがけないものが多数あり収穫といえる。22日は東京大学史料編纂所で、東大寺文書・尊経閣文庫所蔵文書などの写真帳を閲覧する。こちらは編纂所所蔵ではないためひたすらPC入力をするしかないが、前者は神戸大学所蔵の写真帳よりかなり鮮明でその際に読めなかった字が解読でき、全体の文意についてはほぼ確定することができた。後者は全くの飛び込みだったが新出史料のオンパレードでさすがというところ。23日も再び史料編纂所で前述の作業の続きを進め、朝の雨が晴れてきたので14:00ごろで切り上げて再び国立公文書館へ。受付で徳島におられるはずのNさんに出会い驚く(閲覧する側では編纂所で島根のSさんに出会うなど意外ではないのだが、嘱託職員として転職されたということ)。21日にやり残した続きはすませたがやはり肝心の史料は見つけることが出来なかった。16:50ごろに公文書館を出て受付では地下鉄を進められたのだが、乗替がいやだったので歩いて国会図書館に向かう。江戸城(皇居)を廻ったのはよい経験になったが、入り口を間違えてほぼ一周回ったこともあり着いたのは17:20ごろになってしまった。18:00で複写受付終了ということでかなりあせり、書類を乱雑に書いてかえって時間をロスしてしまったが何とか最低限の目的を果たし、東京発18:30の新幹線で大阪に向かう。夜の過ごし方、久しぶりの東京の印象などは明日以後に廻してとりあえず調査日程のみ記す。