本日は枚方三コマ。喉はボロボロなのにトローチを忘れてしまったが、帰路に裏技を見つけ先週より20分以上早く駅に到着。明日以後の事情もあり（いまのところ記事は連日続く予定）、電車読書は薄めのものに。池内了・隠岐さや香・木本忠昭・小沼通二・広渡清吾の五人（広渡氏以外は科学史の著作をもつ）が、菅政権による六人の任命拒否問題について、現状と歴史および国際比較を踏まえて論じたもの。『世界』の最新号（とりわけ加藤陽子論考）のような生々しい話しはないが、年表を含め全体を把握する上で有益。ただ結局この問題も解決されることなく総選挙も決着、マス・メディアも法治主義・戦後民主主義を守る意識は完全に放棄し、すでに個々人がどこまで踏みとどまって絶望しないかという段階に到った感。史料論の重要性を改めて自覚したい。
