wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

「1987、ある闘いの真実」

本日は日曜の代休。ただそれに合わせて夜に団交を入れたため、22:00前にようやく帰宅、疲れた…。そのついでということで、表題の映画を鑑賞http://1987arutatakai-movie.com/。気にはなっていたのだが、なかなかタイミングが合わずようやくの機会。全斗煥政権下の学生拷問死事件という実話をもとにしたものだが、検察・公安・警察・大統領府・新聞社の微妙な関係と群像劇に加えて、脱北者の公安責任者をはじめとする個性的な人物造形、「デモ王子」との淡い恋バナまで、スリリングなストーリーが、当時を再現したリアルなセットで演じられる大作。前に紹介した「タクシー運転手」もそうだが、金をかけた超大作としての韓国映画の完成度はすさまじいばかり。技術はもちろんのこと、使命感もひしひしと感じられる。それに応えるためにも20世紀末までは教えなければならないのだが、さてどうしたものか…。