wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

兵庫県立歴史博物館「ほろよい・ひょうごー酒と人の文化史ー」

本日、職場の昼休みに半分だけ観覧https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/ex-2018-sp2.html。出品点数213点という盛りだくさんなもので、酒造りの過程・杜氏の動き・伊丹酒のブランド化の過程・江戸への流通・酒造家の家族を含む人間関係・酒をモチーフにした絵画・民俗事例まで、近世を中心に諸側面が網羅されている。よく知られた丹波・但馬だけでなく、揖東郡赤穂郡からの杜氏も結構いたこと、伊丹酒が神崎および広芝(現吹田市南部の神崎川舟運)から河川流通に乗っていたことなど、いろいろ興味深かったが、何度かじっくり見る必要がありそうだ。なお同時開催の「スケッチでたどる近代兵庫のあゆみ」も失われた建造物が描かれた作品が多数あるようです。例によってチケットは持ち歩いていますので、直接お声をおかけ下さい。