本日は枚方13回目、遠隔規制がないため課題提出者とプリントがはける数の齟齬が著しい。なめたまま定期試験にはいって大量な落第者を出すことになりそう。電車読書のほうは職場で昨年刊行されたものをようやく読了。文献・考古双方から風土記およびその周辺から播磨の4~8世紀の諸相を明らかにしたもの。文献史による氏族分布論の意図がようやく理解できてきた気はするのだが、海人が実際に動いたこととイコールなのか、中世の海民がそれほど大きな行動半径を持っているわけではなく、朝鮮通交は対馬など特定地域の勢力が独占しているのと大きく違うのか、当方には判断できない。また『播磨国風土記』は『播磨』と略するよりも『風土記』のほうがよかったのではないか。全体の見通しのための地図が必要だったのではなど、内輪ならではの問題点は目につくところ。なおリモートで原稿検討会が続けられた成果で、水準そのものは高いはず。
本日岡本からリモートにするというメール。ただ今から明日の準備は困難で対面を強行することに。とにかく定期試験まですり抜けてくれるのを願うばかり。