wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

古田元夫『東南アジア史10講』

本日はルーティン姫路。改修工事による図書梱包前に某地域領主に関わる史料集をひたすらPDF化、それにしても編者はすごい探索能力。相変わらず行き帰りはほぼ爆睡状態だが、表題書を読了。一度スルーしたが、講義のこともあり購入してみたもの。もともとベトナム現代史の著者の専門と外れ、さまざまな要素が混交する中世までは総花的に感じたが、ナショナリズムの勃興から現代までの流れは、帝国主義開発独裁・開放経済への展開を基調としながら、各地の動向が整理されており、非常に勉強になった。講義資料もいくつか修正できそう。東南アジア史10講 - 岩波書店

週末は久しぶりの宿泊を伴う公務出張。日曜日は一日歩き回る予定だが、朝は雨予報で心配。期日前投票は済ませたが、情勢は厳しそう。政権公約に「自虐史観」と掲げる政党にどれだけの歴史学者が投票するのだろうか(115頁700)。

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