wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

神戸市立博物館「和田岬砲台史跡指定100年記念 大阪湾の防備と台場展」

映画鑑賞の次は表題の展覧会に。もともと映画だけをチェックしていたのだが、出品目録を確認すると海図が多数展示されているのを知り、公務で「鳴門の渦潮」調査研究プロジェクトのメンバーになっている関係で観覧。日本側で作成された絵図類だけでなく、イギリス海軍水路局作成の海図もあり、友が島・由良・鳴門海峡が大判で描かれており、友が島が一列にならぶ様相は「日本一鑑」とも共通している。これらは撮影OKとなっている点もありがたかったが、確認してみると文字を読み取るのはしんどそう。また台場には石工・船大工・家大工・家事・鋳物師・左官が動員されており、近世の技術的達成を示している点でも興味深い。なお「企画展 神戸源平巡りー『平家物語』の舞台を訪ねてー」は近世に描かれたものが主体だが、名所とされていたことがよくわかり、避難民が描かれた「一の谷合戦図屏風」は興味深く、「当山歴代」もならんでいた。(追記:英海図で大阪湾をISUMINADA和泉灘と表記していたことも「新発見」)

開催中の展覧会 - 神戸市立博物館