本日は千里山ということで電車読書の備忘。記憶が正しければこの夏に二週にわたって放映された番組をそのまま書籍化したもの。内容はわかっており「買って応援」といったところだが、年代別・国内および植民地という地域別の検挙者がデータ化されており有益。また共産党壊滅以後も特高・思想検事のために拡大解釈されていく経緯と裁判所が何の歯止めにもならなかった状況は今に大きな教訓となるもの。同特集はブラジル移民・原発事故がらみなど他にも書籍化してほしいものがいくつかあり、そちらも期待するところ。証言 治安維持法: 「検挙者10万人の記録」が明かす真実 (NHK出版新書)