wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

読書

菊池秀明『越境の中国史』

本日は奈良で春日大社所蔵史料の写真帳閲覧(成果はチラホラ)、夜は四月の研究会の打ち合わせ(すでに告知は出ており何れ紹介します)。ということで、タイトルにつられ衝動買いしていた表題書の備忘を簡単に。18世紀の人口爆発を背景に漢人の移民が殺到し…

前田雅之『古典と日本人』

本日は公務出張で、ひたすら歩き。車に乗れないので、徒歩かレンタサイクルしかないが、赤松関連の史跡にはいろいろ行かせてもらった(紀要に一年毎の実績は掲載)。片道1時間半は電車だったので、衝動買いしていた表題書を読了。世界を古典をもつ地域とそう…

菊池良生『ドイツ誕生』

本日は枚方定期試験。これで今期の非常勤でのお出かけはおしまい、あとは採点と追試のみ。電車読書の備忘はこれまたなぜか衝動買いしていた表題書。副題は神聖ローマ帝国初代皇帝オットー一世とあるように、その生涯をたどりタイトルに迫ったもの。ハンガリ…

須田努・清水克行『現代を生きる日本史』

本日はルーティン姫路。終了間際にいろいろあって定時に帰れなかったが、JRは遅れで間引き運転。何とか座れたので、結果オーライというところか(京阪神間が維持されていると、遅れているのをごまかせるため、姫路行きを西明石発着に変更するのが最近の仕草…

小林登志子『古代オリエント全史』

本日は岡本2コマ、これで秋の講義は全て終了。ただバタバタしていて電車読書の備忘を簡単に。最初のカラー図版に惹かれたのか、何となく衝動買いしてしまっていたもの。メソポタミア・シリア・アナトリア・エジプト・イランについて、イスラーム以前の4000年…

鈴木大拙『新訳完全版禅と日本文化』

本日は図書館で紀要原稿のための文献確認、最後なのでデータを出してしまおうと思っているが、そうなると色々再確認が必要になる。そういうわけで、年末から抱えていた電車読書をようやく読了。不勉強で名前を知っているだけで全く触れていなかったが、新刊…

佐野貴司・矢部淳・齋藤めぐみ『日本の気候変動5,000万年史』

本日は千里山2コマ、明日締切の試験問題は用意していたのだが、先々週もらっていた封筒を忘れ再発行してもらうという大失態、いろいろボケている。電車読書のほうは日本列島が大陸から分離し始めるのが4400万年間とのことで、2400万年前まで、夏季モンスーン…

浜本隆志『笛吹き男の正体ー東方植民のデモーニッシュな系譜』

本日は岡本2コマ、登録3人の2限は先週0でどうなるかと思ったが今週は1で複雑。電車読書のほうは目次をみて衝動買いし積ん読順序を早めたもの。前半はハーメルンの笛吹き男による子ども失踪事件の謎解き。事件発生を「ヨハネとパウロの日」というキリスト教殉…

橋場弦『古代ギリシアの民主政』

本日は組合機関誌の印刷と委員会でお出かけ。昨日の講演会で年内の大仕事は一段落したが、試験問題・シラバスと雑務は続き、先ほどやっかいなメールも届く。そんななか衝動買いしていた電車読書の備忘。アテナイを中心に民主政について、市民の相当数が出席…

市川浩『ソ連核開発全史』

本日は千里山2コマ。傘は不要との天気予報を信じてしまったが帰りは冷たい小雨・・・。そんななか電車読書は何となく衝動買いしていた表題書。第二次大戦中の計画、原爆開発の過程(よくいわれるアメリカでのスパイ活動が決定的な役割を果たしたわけではないと…

佐々木雄一『近代日本外交史』

本日は枚方3コマ。出るときは降っていなかったが自転車を止め徒歩経路を利用、案の定帰路は大雨だったが、15分歩くとズボンの裾はびしょ濡れ、どちらが正解だったか・・・。電車読書は講義準備で順番を入れ替え表題書。本文214頁でペリー来航からポツダム宣言受…

南塚信吾・小谷汪之・木畑洋一『歴史はなぜ必要なのか』

本日はルーティン姫路。年休消化のため朝ゆっくり出ると仕事ははかどる。ただ昼前のトラブルが解消されずいつも乗る電車が間引かれ、結局帰宅は20分遅れで、そのことは詫びのアナウンスすらなし。あと4ヶ月の間に何回遅れるのだろうか。そんななか往路で読了…

高山正也『図書館の日本文化史』

本日はルーティン姫路。退職までに有休を処理しないといけないのだが、朝用の回数券を残しておりいつもの6:49発。ところが三ノ宮まで座れず電車読書が思いかけず進行。国立公文書館館長を務めた方というので衝動買いしてしまったもの。ところがいきなり縄文…

角田徳幸『たたらの実像をさぐる』

本日はお世話になっている某氏の依頼で、団体ご一行様をお城の専門家とともに姫路案内。姫路に通って7年目になるがこれまでほぼ素通りだったので、頼まれてから急遽下準備にかかり、寺町とそこに残る中世の痕跡(姫路城内で発見され、寺町に移転していた姫道…

森万佑子『韓国併合』

本日はルーティン姫路。確定申告に関する書類について4年分とあわせて5年分も提出してくれといわれいぶかしく思っていると、館長室に呼び出され今年度で雇用打ち切り通告。知事選後の状況をみて来年度までかなと思っていたが、一年早かった。奇特な方がいら…

渡辺靖『アメリカとは何か』

週末は対面の研究会。いろいろと勉強させていただき、久しぶりにお目にかかってお話しさせていただいた方も何人か、お初の方もあった。当方は相変わらずの放言ばかりでしたが、いろいろありがとうございました。そんなわけで近場とはいえ、電車読書もすすみ…

鵜飼秀徳『仏教の大東亜戦争』

本日は岡本2・4限。2限は始業時は前回欠席した一人のみであせったが、すぐに三人になり一安心・・・。空き時間は届いていた学術雑誌にあて、電車で昨日の読みさしの表題書を読了。何となく書店で見かけ衝動買いしていたもの。タイトルは「仏教界と戦争との関わ…

安達宏昭『大東亜共栄圏』

本日は20日以来の電車外出なし。久しぶりのルンバ以外掃除、たまった雑用をこなし、散髪にも出かける。混んでる予感があったので、読みさしの表題書を持ち込み、案の定8人待ち(理容師は3人で昼休憩のため1人中座)の間に読了。もともと総力戦のための自給経…

河添房江・皆川雅樹『「唐物」とは何か』

本日は公務出張で和歌山。またまた25000歩となり疲れたが、いろいろ勉強になり、珍しく自分用のお土産も購入。ただJRは完全に見捨てたようで、紀州路快速は特急通過待ち2度・日根野連結で計3度無駄に停車。まあそのおかげで電車読書はすすみ、備忘を簡単に。…

真鍋淑郎・アンソニー・J・ブロッコリー『地球温暖化はなぜ起こるのか』

本日はルーティン姫路。その上に雑用がありヘロヘロ、しかも明日は5:30起き。ただ電車読書の備忘だけ簡単に。ノーベル賞受賞者の真鍋氏の名前につられて衝動買いしていたもの。気候モデル研究の発展を、著者の研究の歩みをたどりながらたどったもので、大気…

熊倉潤『新疆ウイグル自治区』

本日は岡本で専門2限(なぜか日本史専攻がほぼいない)・教養4限。空き時間に図書館で読んだものもあるが、それは略して電車読書の備忘。漢時代の西域からチュルク化・イスラーム化し、東トルキスタンと呼ばれる地域が清に併合されてからの通史。ロシア革命…

水本邦彦『土砂留め奉行』

本日は学会もパスして、組合の機関誌印刷と委員会。ということで、読みさしになっていた春の特別割引でカタログ購入していた表題書を読了。貞享元年(1684)に山城・大和・河内・摂津・近江(琵琶湖・淀川、大和川、武庫川水系)の山方からの土砂流出防止を…

中北浩爾『日本共産党』

本日は公務出張。目的は別にあったのだが、姫路南部は秋祭りの直前で、神幸路に面した家全てに紐が張られているのに驚く。すっかり涼しくなったとはいえ、スマホで3万歩は疲れたが、電車読書の備忘を簡単に。刊行時に衝動買いしていたがようやく手をつけたも…

坂野徹『縄文人と弥生人』

続けて電車読書の備忘。これまた講義の始まりに備え、積ん読の順番を先倒しにしたもの。明治以来の人類学・考古学での日本人の起源論を、記紀に依拠した先住民族にとって変わったという「人種交替」、考古遺物からの「人種連続」、縄文・弥生土器の編年研究…

小田中直樹『歴史学のトリセツ』

結局、最低限の仕事をこなしただけで来週から秋の講義(4種類7コマ)。今週後半は出かけるため、講義資料の手直しにかかっているが、それにあわせて先週購入した表題書を読了。電車読書ではないが備忘を残しておく。はじめに「歴史って、面白いですか?」と…

桑木野幸司『ルネサンス情報革命の時代』

本日はルーティン姫路。先日作ったはずの地図がなぜか保存されておらず、あわてて作成する羽目になったが何とか完成させる。引きこもりを続けているため(自治体史の校正はやっているが、めぼしい仕事はほとんど進まず)、飛び飛びになってしまった表題書を…

渡辺尚志『百姓たちの水資源戦争』

本日はルーティン姫路(といっても先週は公務出張扱いになったので2週間ぶり)。久しぶりのデスクワークを終えて帰路も、JRが事故で10分遅れ。駅からのパラパラ雨に折りたたみ傘をささず濡れながらスーパーへ。この時間の楽しみおつとめ品の刺身を購入して外…

『世界』2022年9月号

木・金は公務扱いで和歌山へ調査に。スマホで約6万歩、さすがに疲れた。例によって詳細は控え電車読書の備忘のみ記録しておく。久しぶりに購入してみたが、全体として朝日新聞記者が増えたという感触。小選挙区制賛成から購読していないので(ここ十年は維新…

『現代思想 ウクライナから問う』

先週は明日の報告準備をしていたものの、結局ダラダラと過ごしてしまう。外仕事は金曜日のみだったが、東京以来抱えていた表題書だけは処理をしておく。出版社のスタンスに沿う思想・文学の専門家をかき集めたという感じの総勢41人の執筆者。論点がダブるも…

黒川祐次『物語ウクライナの歴史』

本日は5:30起床。6:42新大阪発で東京へ。10時から16時前まで東大で史料閲覧、その後は国会でいくつかの文献コピー。自治体史以外は大ヒットはなかったが、懸案事項を片付けることはできた。さすがに疲れたので、そのままホテルに入り電車読書だけ片付け。…