wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

研究

第10回中世地下文書研究会のご案内

*当方も末席を汚している研究会の案内を転載します 第10回中世地下文書研究会を下記の通り開催します。科研費研究グループの主催ですが、研究会自体は科研費メンバー以外も自由に参加できるオープン形式で運営しますので、関心のある方はどなたでもご参加…

中世都市研究会編『港津と権力』

表題書所収の「徳島大会全体討論」444~445頁に発言が掲載されており、校正も一度しているため記録に残しておく。はからずも中世都市研究会はこれで休会することとなり、最後にわずかに当方の名前が出たことになる。同会は網野善彦・石井進・大三輪龍彦氏を…

「日本中世の『地下』社会ー薗部寿樹の文書論と春田直紀の生業論から考えるー」

関わっている研究会のチラシを掲げておきます。

『ひょうご歴史研究室紀要』第4号

本日は新年度最初の姫路で辞令交付式。当方は四年目に突入したが、事務方はかなり人が入れ替わり、職場の雰囲気も前年度とはかなり異なった感覚。なお先日紹介した紀要がHPにアップされましたので紹介しておきますhttps://www.hyogo-c.ed.jp/~rekiken/。なお…

「千種鉄の流通と刀剣」

本日納品された『ひょうご歴史研究室紀要』第4号(奥付も同日発行)41~57頁に掲載。抜刷はありませんが、4月になれば研究室HPhttps://www.hyogo-c.ed.jp/~rekiken/からダウンロード可能になりますので、興味をお持ちの方はどうぞ。昨年4月から成り行きで刀…

ひょうごの鉄生産と流通

まだwebには上がっていませんが、表題のような企画が来年三月に実施予定です。その前に同名の原稿を年明けまでに仕上げなければならないのですが・・・。食えない研究者崩れがゲテモノに走ったかどうかは実物で判断してください。*upされましたのでそちらも貼…

「治安維持と防災」

都市史学会編『日本都市史・建築史事典』(丸善出版、平成30年11月20日発行*原文ママ)http://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026194834132~133頁に掲載。原稿提出は結構前だった気もするが、初稿が昨年八月。分量を守って提出したのだが、他…

「中世阿波国の木材産出と流通の展開」

昨日手元に届けられた、地方史研究協議会編第68回(徳島)大会成果論集『徳島発展の歴史的基盤ー「地力」と地域社会ー』(株式会社雄山閣、平成30年10月20日初版発行[原文ママ])146~168頁に掲載。大学院時代にお世話になった方に拙稿をお送りしたところ、思…

第9回中世地下文書研究会のご案内

第9回中世地下文書研究会を下記の通り開催します。科研費研究グループ の主催ですが、研究会自体は科研費メンバー以外も自由に参加できるオー プン形式で運営しますので、関心のある方はどなたでもご参加ください。 参加費は無料です。 記 主催:科学研究費…

拙稿「在京守護期の赤松地区と禅院の諸相」の誤りについて

本日、ようやくこの間の赤松関連の論考を関係者に送付。もし漏れているようでしたら、申し訳ありませんがDMでご請求下さい。ただしいつもながらの恥ずかしい校正ミスで、研究者のご芳名の誤記が二件もあり、岸田裕之氏・兵藤裕己氏には改めてお詫び申し上げ…

「赤松氏の拠点形成ー白旗城・法雲寺・宝林寺」

本日受領した『大手前大学史学研究所紀要』第12号(奥付は2018年3月26日発行)(48)~(33)に掲載。2016年12月17日に開催されたシンポジウム「赤松氏研究の新展開ー権力確立の過程をさぐるー」をもとにした特集で、市沢哲「一四世紀の内乱と赤松氏の台頭」・前…

「在京守護期の赤松地区と禅院の諸相」

本日納品の『ひょうご歴史研究室紀要』第三号(奥付2018年3月23日)137~153頁に掲載。4月発刊予定の別稿で法雲寺・宝林寺などの政治的位置づけを論じたが、その続編として義則期を中心とした赤松地区の様相について、矢野荘散用状と禅僧の記録を用いて叙述…

「畿内・瀬戸内海の交通と流通」

本日郵送されてきた、木村茂光・湯浅治久編『生活と文化の歴史学10旅と移動ー人流と物流の諸相』(竹林舎、2018年3月10日発行)http://www.chikurinsha.com/books/%e6%97%85%e3%81%a8%e7%a7%bb%e5%8b%95%ef%bc%9a%e4%ba%ba%e6%b5%81%e3%81%a8%e7%89%a9%e6%b5…

利神城跡国指定史跡記念シンポジウム

昨日は某研究会。どういうわけかイタリア人研究者のイタリア中世史の報告にコメントするはめに。どうなるかと思ったが、何とか無事に終える。このところ忙しくて情報を上げるのも失念していたが、表題について告知しておく。遠方ですが関心のある方はどうぞh…

「発祥の地、赤松から考える-赤松氏研究の新展開-」

表題のような催しが開催。https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/event/hyogo-forum.html昨年度から実施されている「赤松居館跡」発掘調査(トレンチ)の進行に合わせて実施されるもの。やや遠方だが、ちょうど上郡町郷土資料館でもそれに合わせ…

「禅林寺文書ー売券の観察から」

本日手元に届いた、春田直紀編『中世地下文書の世界ー史料論のフロンティア』(【アジア遊学209】勉誠出版)http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100753P205~215に掲載。同書は2014年度からはじまった科研「日本中世『地下…

『利神城跡等調査報告書』

記者発表されたので、ここにも紹介しておく。作業としては一昨年度になるが(本ブログでもかつて紹介)、調査委員会の末席を汚し、同書136頁のうち、第二章「文献からみた城郭の姿」2-2「中世佐用郡をとりまく歴史地理的環境」(15~17頁)・史料編第二部「…

「揖保川流域の禅院と石見守護代所」

本日はルーティン姫路。本日紀要第二号が納品。特集「赤松氏と城館研究の現状と課題」という副題で、当方は「特集に当たって」(P3~4)・「『赤松家播備作城記』ー解説と翻刻ー」(P5~50、小林基伸氏と連名)・表題論文(P51~66)に名を連ね、それ以外に…

赤松氏の拠点形成ー白旗城・法雲寺・宝林寺

昨日レジュメを送付。予告と少しタイトルが異なってしまったが、ポスターをあげておく。あと土日四日で別の締切原稿書き。さすがにキツい。

「史料にみえる中世ー尼崎の人々と生業ー」

本日受領した『尼崎市制100周年記念 新「尼崎市史」 たどる調べる 尼崎の歴史 下巻』(奥付は平成28年10月8日)43~45頁に掲載。内容はこの間に発表した尼崎の材木商人に関する史料をまとめたもの。ただし書物のタイトルにあるように、調べ方を市民にわかり…

大手前大学創立50周年記念事業シンポジウム「赤松氏研究の新展開-権力確立の過程をさぐる-」

1990年代以降の後期赤松氏研究の活況に比較し、前期赤松氏に関する研究はやや低調な感がありましたが、近年、兵庫県立歴史博物館、同ひょうご歴史研究室、姫路市史編集室などの地元機関の活動を通じて新たな成果が生み出されつつあります。このシンポジウム…

高橋昌明著『洛中洛外 京は”花の都”か』

『日本歴史』第821号(2016年10月号)97~99頁に当方の紹介文が掲載。紙数制限があり形式上の不備をいくつか指摘しただけで、元暦二年京都地震の解釈を除いて内容には踏み込んでいません。著者以外にお送りする予定はありませんが、ご了承下さい。

「中世西播磨の地域社会と赤松氏」

本日、ようやく印刷レジュメを提出(ただPPまでは辿り着けず、土曜日までに仕上げなければならない)。特に画期的に新しいことはないのだが、検索すればバレることなので、いちおう告知だけしておくhttps://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/event/f…

「鳥羽殿」

仁木宏・山田邦和編『歴史家の案内する京都』(文理閣、2016年5月20日奥付)、62~69頁所収。手元に残るファイルは2008年6月5日となっており、これまた提出から刊行までかなりの時間を費やしたが、書名に明らかなように研究ではなく市民向けの現地案内。「太…

「中世畿内における材木流通の展開」

仁木宏編『日本古代・中世都市論』(吉川弘文館、2016年5月10日奥付)108~136頁に掲載され、本日手元に到着。出版社のHPhttp://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b219810.html・担当者のメールによると刊行は4月25日で、献本の発送も同日とのこと。2009年2月に前…

「樟葉関・禁野関の領主と地域社会」

『枚方市史年報』第18号(2016年3月)1~9頁に掲載され、本日手元に到着。2014年1月に淀川交通に関する講演をする機会をいただいた。その準備の際に楠葉関に関する文書の写真をコピーしていたことを想い出し調べてみると、文書に登場する「楠葉千富口郷関所…

『新修大阪市史史料編第四巻 中世Ⅲ』

連日の投稿になるが、先月書店で購入してようやく通覧できた。編年は明徳4年から天正10年までで、戦国部分については大坂城編に本願寺関係の史料が入っているので、それらは省略されている。ほとんどが刊本で、もう少し頑張ってほしかった気もするのだが、今…

『國學院大學図書館所蔵中近世文書書籍目録』所収史料の閲覧について

本日は金曜日15回目。一年間続いたマンツーマン旅引付の購読も文亀元年8月28日条で終了。最後に少し感想を聞いただけでちゃんと説明しないままのお別れになったが、後は4月から着任する某氏に委ねるほかない。講義科目の定期試験はまだ残っているのだが、月…

「室町期尼崎における材木商人に関する新史料」

『地域史研究ー尼崎市立地域研究史料館紀要ー』第105号(2015年10月刊行)34~48頁に掲載され、本日下のポストで確認。無味乾燥なタイトルになってしまったが、尼崎の材木商人宗義が東福寺造営材木2283貫800文を調達したという中世商業史の超一級史料の紹介…

「戦国期に奈良から尼崎を旅した僧侶たちの記録」再々修正

昨日記したように、金曜日に東京大学史料編纂所で写真帳を閲覧してきた。その一つとして京都大学所蔵の「宝珠院文書」写真帳を請求した。当方は『地域史研究ー尼崎市立地域研究史料館紀要』第113号(2013年11月刊行)所収の「小特集 宝珠院文書から見る中世…