wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

南北朝期赤松一族の動向と赤松地区

27日納品の『ひょうご歴史研究室紀要』第5号(2020年3月)39~56頁に掲載。以前にも同テーマで論考を公表しているが、そこでは円心・則祐・義則に焦点をあててそのイデオロギー的側面を強調した。https://blog.hatena.ne.jp/wsfpq577/wsfpq577.hatenablog.co…

酒井紀美『経覚』

本日はルーティン姫路。帰路は神戸線の遅れに引っかかり、30分以上かかってしまう。それでもぎりぎり快速に間に合ったので助かったのだが・・・。そんなわけで読みさしの表題書をようやく読了。最初の「きょうがく」(これは妥当だろうが、当方の登録は「きょう…

歯骨隆起

先週から下顎にしこりのようなものがあり、日曜日にネット検索して最初にあたったのが口腔がん。飲酒の影響によると記されており、あわてて口腔外科を検索して、本日夕刻に受診。行く末をあれやこれや思っていたのだが、若い女医の一言「これは骨です」によ…

中世淀川水系の紛争と秩序ー日本史の立場からー

高田京比子編『河川をめぐる中世の政治権力と経済ーイタリア(ヴェネト・トスカナ)と日本(畿内)ー』神戸大学人文科学研究科、2020年3月、129~138頁、に掲載。2017年12月2日に開催された関西比較都市史研究会で、イタリア人研究者ジャン・マリア・ヴァラ…

島尾新『水墨画入門』

今週は紀要の最終校正および次年度の段取りのため三日連続で姫路。電車は行きは七割、帰りは観光客の激減と相まって半分程度。そんな中で禅宗のこともあり少しは知識を得ておこうと衝動買いしていた表題書をようやく読了。著者は著名な美術史家だが、本書で…

五十嵐彰『文化財返還問題を考える』

本日もルーティン姫路で、紀要の再校を印刷所に渡す。とある原稿の補訂ではじめてイラストレーターを利用して文字入力。単純作業でも試行錯誤で、自分で地図作りができるまでにはほど遠いという実感・・・。そういうわけで電車読書は昨年に数十年ぶりに購入して…

佐藤郁哉『大学改革の迷走』

本日はルーティン姫路。館は来週いっぱい休館になっているのだが、職員は普通に出勤。こちらも外部を招聘した研究会は中止になったが、業務は通常通りでいまは紀要の編集。そんななかで新書版とはいえ、478頁ある表題書をようやく読了。ただ一応は「中の人」…

尼崎石造物三種

本日は確定申告で税務署へ。ほぼ昨年並みで3万円ぐらいの還付があり、住民税が姫路から天引きされる予定。そのついでに立ち寄った石造物を紹介。最初が水堂宝篋印塔、14世紀半ばとされるが相輪は後補かもしれない(教育委員会の説明板には記載なし)。かなり…