wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

鳴門

今週火~金は集中講義。ウダウダの準備、一日目の夜に立て直す予定が持参したPCが起動しなくなりUSBに入っていない画像を利用できず、受講者に合わせた臨機応変の処置もできないまま終わってしまう。ただ呼んでいただいた方には散々お世話になり、魚料理を毎…

鈴木董『文字と組織の世界史』

本日は空き家の風通し、二週間以上空くとやはり空気がよどんでしまっている。植木も伸び放題でそちらの対処も必要…。明日から秋の講義もはじまり、火曜日からの集中講義の準備も終わっていないが、電車読書の備忘https://www.yamakawa.co.jp/product/15058。…

第9回中世地下文書研究会のご案内

第9回中世地下文書研究会を下記の通り開催します。科研費研究グループ の主催ですが、研究会自体は科研費メンバー以外も自由に参加できるオー プン形式で運営しますので、関心のある方はどなたでもご参加ください。 参加費は無料です。 記 主催:科学研究費…

久多荘

本日は某調査に同行させていただき、念願の久多荘へ出向き、聞き取りと現地踏査。詳細は調査をまとめられる方に譲るが、中世文書に登場する人名・地名がこれだけ比定できるのは驚きというほかない。もちろん戦後の燃料革命・拡大造林と近年の耕作放棄などに…

水無瀬

本日の研究会で巡検。後鳥羽による拠点形成がテーマで、当方もかつて少し取り上げたこともあり、少し発言。写真左は巡検で紹介していただいた馬場跡と推定されている長方形の水田区画で、正面に新御所があったとされる。ただもう一つ裏目的があり、講義で南…

馬場紀寿『初期仏教』

連続エントリーになるが、昨日読了した電車読書の備忘https://www.iwanami.co.jp/book/b372708.html。秋の講義準備のために買い求めたものだが、1990年代中頃以降にアフガニスタン内戦で持ち出された紀元前後の仏教写本が国外マーケットに登場したことで、従…

吉川荘

現在、『三木市史』編纂中で木曜日に旧吉川荘域の調査に出かける。写真左は若宮神社で、中世の大般若経が伝えられ、現在調査中。右は天津神社で、奥に見える朱塗りの本殿は延徳四年と伝承。境内に立つ石柱は「~村中」・「~氏子中」が混在しているのも興味…

岡本隆司『世界史序説ーアジア史から一望する』

本日は組合執行委員会、いろいろあるが取りあえず前に進む。そんな中、六日の出張でそこそこ進んでいた表題書を読了。著者の専門は中国近代史で、そこそこ評価は高いらしいが、ろくでもないタイトルの一般書を出していることもあり、これまでは敬遠していた…

立石泰則『戦争体験と経営者』

本日は実家の様子見。当方も停電はなかったが、賃貸マンションの屋上の排水設備に損傷があり、周辺の信号はあらぬ方向を向いているが、実家周辺は昨日台風が通り過ぎたとは思えないほど穏やかで、一安心。そんな中、前エントリーと比べると一章分の文字数に…

船木亨『現代思想講義』

昨日記せなかった電車読書の備忘。六月末に書店で見かけ、未来社会論のうち、有名な社会学者のものよりコスパがよい気がして衝動買いしてしまったものhttp://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480071491/。ただ新書500頁越えは余りにも長過ぎで、哲学的志…

阿南市板碑

今週末は徳島県阿南市で開催された、中世都市研究会・徳島大会「紀伊水道内海世界の港津と権力」に参加。仕事の関係で金曜日の前夜祭は失礼したが、土曜日午前の富岡城下町巡検・午後の研究会・夜の当夜祭・二次会、日曜日の研究会・討論に参加し、勉強させ…