wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

加藤陽子『戦争まで』

先週火曜日が結局台風休講になったので、大学は今週から。昨日が講義160名程度と講読が春の続きの政基、本日が夏期空調終了教室で2限講義が238名・3限と4限がそれぞれ100名づつぐらい、私語はほとんどないとはいえさすがにぐったり。昨年より100名以上多く、…

高橋昌明著『洛中洛外 京は”花の都”か』

『日本歴史』第821号(2016年10月号)97~99頁に当方の紹介文が掲載。紙数制限があり形式上の不備をいくつか指摘しただけで、元暦二年京都地震の解釈を除いて内容には踏み込んでいません。著者以外にお送りする予定はありませんが、ご了承下さい。

徳島文書調査と徳島城下町

木曜日から本日まで科研の末席に混ぜてもらい徳島で文書調査。かつてその真偽が疑われたものだが、充分に中世の様相を考える文書として利用可能なことが共通認識となった。現地受け入れに尽力されたHさんをはじめとする方々、同道していろいろご教示下さっ…

玉木俊明『<情報>帝国の興亡』

昨日は京都、はじめて移転した某学会事務所に入る。電車読書のほうはこれまた明日から始まる講義に備えたもの。以前に同一著者のものは読んだことがあり、西欧中心・勝ち組グローバル・ストーリー的方法が余り好きになれず、いくつかスルーしていたのだが、表…

水野一晴『気候変動で読む地球史』

本日も姫路、漢詩文と格闘するも自己の教養のなさに呆れかえる。この10年来もう少し勉強しておけばよかったと思うことばかり…。そう言っておきながら寝てばかりなのだが、秋に向けて衝動買いしていた表題書をようやく読了https://www.nhk-book.co.jp/detail/…

島泰三『ヒトー異端のサルの1億年』

本日は赤穂で近世絵図調査。既存の刊本の誤読が判明するとともに、新出の絵図に従来知られていなかった情報を発見し有意義な機会となった。往復四時間(うち単独行3+1/4h)のうちかなりの部分は寝てしまっていたとはいえ、秋の講義に向けて衝動買いした表…

奈良国立博物館「忍性ー救済に捧げた生涯ー」

昨日は奈良。まず図書情報館で報告書・自治体史を漁りいくつかはコピーできたが、大半の中世文書は活字かすらされていないらしい。存在が紹介されてから数十年が経っており、現物がちゃんと残されているのかも含めて気になるところ。バスで県庁まで戻り中世…

天野忠幸・高橋恵『三好長慶 河内飯盛城より天下を制す』

本日も姫路、新しい方が来られその他にもまあいろいろ…。気分を切り替えて電車読書の備忘。三好関連本で広く知られるようになった天野氏の最新作http://www.fubaisha.com/search.cgi?mode=close_up&isbn=0573-6。共著になっている高橋氏というのは劇作家らし…