wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「鳥羽殿」

仁木宏・山田邦和編『歴史家の案内する京都』(文理閣、2016年5月20日奥付)、62~69頁所収。手元に残るファイルは2008年6月5日となっており、これまた提出から刊行までかなりの時間を費やしたが、書名に明らかなように研究ではなく市民向けの現地案内。「太…

山本紀夫『トウガラシの世界史』

本日も金曜ルーティン5:30起床。学校とは異なり長期休暇という概念がないのはわかっていたが、祝祭日も存在しないらしく通常の業務。さらに問題はJRの休日ダイヤには朝の新快速が存在せず、大阪駅6:46発で姫路8:23着、しかも通常の12両編成が、本日は何と6両…

宍粟市たたら製鉄遺跡群

本日はルーティンの5:30起床だったが、通常の姫路ではなく、出張扱いで7:00発の高速バスに乗り宍粟市へ。地元の教育委員会のご案内で、専門研究員の方々とともに、たたら製鉄遺跡群の実地調査を行う。表面観察できるのは近世のものだけだったが、小河川の合…

上田信『貨幣の条件』

講義は三週目に突入。5コマとはいえ、月曜3・4、火曜2・3・4としゃべり続けのため、私語を叱ることがなくてものどが少し枯れてきた。ただし火曜は全体で受講者160名程度のため、カード・チェックを90分程度で終えることができるのがありがたい。電車読書のほうは…

宮尾與男訳注『きのふはけふの物語』

本日は某自治体史の平安期担当に加わった関係で午前中から某研究会に参加し、銅鐸・古墳のお勉強。専門的な議論には全くついていけなかったが、最先端の研究を知ることができ、耳学問になるとともに講義の準備としても大いに役立った。17:00から21:00までは…

「中世畿内における材木流通の展開」

仁木宏編『日本古代・中世都市論』(吉川弘文館、2016年5月10日奥付)108~136頁に掲載され、本日手元に到着。出版社のHPhttp://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b219810.html・担当者のメールによると刊行は4月25日で、献本の発送も同日とのこと。2009年2月に前…

京都博物館二題

今年度は基本的には木曜日が「無給研究日」。昨年度よりは少しは経済的余裕ができたことと、3月に中止になった予定のため3dayチケットも購入してしまっていたこともあり、京都へ春の特展見学へ出かける。まず京阪七条から京都国立博物館「禅ー心をかたちに…

「関西大学なにわ大阪研究センター開設記念展」

本日は大教室大阪史と史料講読。何れも登録人数は初回より減少していたが、休み時間10分で山の下から上へ移動し、しかも異なる内容となると、かなり体力的には消耗し、寄る年波を感じる。しかも天気予報と異なり雨に降られてしまい散々だったが、事前に印刷…

熊本をはじめとする地震で被災された方々とご家族にお見舞い申し上げます

昨日の記事では14日夜の地震で収束したかのように思い込んでいましたが、その後も震源域は拡大し、今も先行きが見通せないまま、破局的なシナリオすら語られつつあります。一刻も早く事態が落ち着き、皆様方の平穏な日常が恢復されることをお祈り申し上げま…

遠藤慶太『六国史』

今週から講義も始まり、7月までのルーティンが確定。月曜3限大阪史300名強・4限史料演習16名、火曜2~4限情報管理史計160名ほど、水・金が姫路14.5h。講義は大教室が1年生中心ということもあってか初回はわりと静かで、準備も昨年よりも楽そう。ただ5時半起…

吉見俊哉『「文系学部廃止」の衝撃』

今週から週2で姫路行き。ただし行きは大阪駅での座席確保のために並んでいる以外はほとんど睡眠時間補充に費やし、帰りは三ノ宮(金曜日は大阪)まで会話をしているため、さほど電車読書は進まず。それでも2月に衝動買いしてしまっていたものを読了。類書は…

「樟葉関・禁野関の領主と地域社会」

『枚方市史年報』第18号(2016年3月)1~9頁に掲載され、本日手元に到着。2014年1月に淀川交通に関する講演をする機会をいただいた。その準備の際に楠葉関に関する文書の写真をコピーしていたことを想い出し調べてみると、文書に登場する「楠葉千富口郷関所…

エマニュエル・トッド著・堀茂樹訳『シャルリとは誰か?』

本日から新年度。非常勤は5コマまで減少したが、研究員として14.5h雇ってもらえることになった。ただ姫路8:45始業に間に合うためには、最寄り駅を6:15には出発しなければならない。本日がその初日だったが、やはりかなり疲れてしまっている。前途多難だが…