wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大瀧雅之『平成不況の本質』

今日も試験で、例年より少ないとはいえ200以上はあり、採点を始めるには気合いがいるところ。そういうわけで何となく衝動買いしてしまった電車読書の整理をしておくhttp://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1112/sin_k627.html。ケインズ主義的近代…

元木泰雄・松薗斉編『日記で読む日本中世史』

今日の奈良で今期の授業は最後、試験は3つが採点も含めて終了しあと3つ残している。電車読書のほうは、日記史料についてわかりやすく記した序章、中世前期、南北朝・室町期、戦国期の三部構成にそれぞれ編者による解説、『中右記』から『駒井日記』までの1…

森岡孝二『就職とは何か』

今日は京都で試験。行きの電車では結構日が差していたので一日乗車券を買わず、いつものように北山まで歩いたのだがやはり相当寒かった。さすがに先週と違って館のなかはそこそこ暖房が効いていて助かったが、めぼしい成果はなく今年度の写真帳めくりを終え…

中村武生『池田屋事件の研究』

本日昼間はまだ14回目の授業で、今年度で最後ということもあり記念にご当地ラーメンを食べるhttp://www.tenrisutaminaramen.com/index.html#TOP。辛みで汗をかいてしまったが味はなかなかのもの。夜は最初の試験でおそらくその影響でアクセスが増加している…

高槻城下町

1617会例会に参加し、午前中は芥川宿から高槻城下町をめぐり、午後は四本の報告を聞き、飲み会まで参加してきた(某ドラマは視聴せず)。しろあと歴史館には二度ほど展示見学に行ったことがあるが、高槻そのものについては全く不勉強だったのだが、西国街…

栄原永遠男『正倉院文書入門』

今日は風邪で声をからしてしまったが何とか授業を終え、昼からは北山で史料めくり。刊本の誤り探しは目が疲れたが、新出史料もみつかり有意義な機会となった。どうも風邪と花粉症が併存しているようで、体質は老化に向かっているらしい。某所では思いがけず…

テレビドラマ二題

風邪気味ということもあり、珍しくテレビドラマを立て続きに視聴した。 ①「平清盛」1回目で慣らされたこともあり少しは冷静に見ることができたが、それでも抵抗感は否めない。大八車などないし、あれだけの落とし穴をどうやって掘ったのかも疑問。また殺生禁…

菅原和孝『ことばと身体』

先年、扇町の古書店にメチエ・シリーズが山積みされているのを見かけてしまい、一冊買わないといけない気になって購入し水曜日に読了したのが本書http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2584816。著者は霊長類社会研究からスタートし…

「京の冬の旅」ほか

今日は北山が休館ということで、北大路から歩いて「京の冬の旅」企画http://www.kyotojoho.co.jp/event/2012/1/index.htmlで特別公開されている塔頭大光明寺と法堂・開山堂を見学する。前者はもともと伏見にあり、偶然にも月曜日に自らの将来を暗示させると…

大河ドラマ「平清盛」第1回視聴記

何年かぶりに大河ドラマを真剣に見てみた。武士と貴族を対比的に描いてその逆転を描くという構図によるものとはいえ(ドラマのHPで監修者も書いていたので仕方ないのだが・・・)、五位クラスの京武者がみすぼらしく描かれすぎで郎党と変わらない格好で、邸…

吉澤南『海を渡る”土兵”、空を飛ぶ義和団』

今日から講義再開。久しぶりで時間配分を間違い最後に残していた靖国が全くできなくなってしまったが、何とか終える。出席者は14回目にも関わらずいつもより少ないぐらいでやはり無理があるようだ。またノーマイカー・フリーチケット終了のため立ち寄っていた…

冬休み総括

年末にダラダラとしてしまいようやく本年度の授業準備にめどがついた。やはり現代史を一から作るのはなかなか骨の折れる仕事となった。主に参考にしたのは宮本憲一『経済大国』小学館文庫版(かなり前に一度は読了)・加瀬和俊『集団就職の時代』青木書店・…

新春史跡巡り

この10年来、正月は1日夕方に帰省、2日・3日の午前中は箱根駅伝、午後は散歩で、3日夜に戻るというのが慣例化している。今年は2日はいつもより早めの五区がはじまるころに出かけて、電車・バスを乗り継いで滝畑に向かう。高校時代には駅伝大会でダム周辺を走…

謹賀新年

2011年はまさに激動の年となり、歴史学に取り組む意味についても、色々考えさせられることになりました。お陰様で個人的には大過なく暮らすことができ、来年度も非常勤講師枠を確保できる見通しになりました。当ブログもはじめて二年半が過ぎ、思いがけない…