wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

島田昌和『渋沢栄一』

昨日は恩師の著作集完成記念会が関係者の出席のもと行われ、久しぶりのかたがた多数にお会いすることができた。いろいろあったがようやくこの日を迎えることができ一安心するとともに、これだけ尽力したものだから少しでも売れてほしいと願うところhttp://ww…

書評「桃崎有一郎著『中世京都の空間構造と礼節体系』」

本日到着の『日本史研究』588号に掲載されたが、成稿の事情を書き留めておく。手元にある執筆依頼状の日付が2010年4月19日で、著者の論文は斜め読みをした程度であったが余り何も考えずに承諾の返事を送ったのがきっかけ。昨年の夏休みにメモを取って熟読…

盛夏の終わり

今日は朝から雨でめっきり涼しくなり、外から聞こえる盆踊りの歌声も例年よりひんやりと聞こえる。ここ数年の傾向から見て残暑は十月初旬頃まで続くのだろうが、盛夏はもう終わりだろう。まだ夏休みは少しは続くが、昨年より一週間以上遅く始まったためあっ…

石橋克彦編『原発を終わらせる』

夏休みに突入ということで、途中で終わっていた東大寺文書の写真帳閲覧のために神戸に向かう。バスに乗るつもりがオープンキャンパスに向かう高校生が大量にたむろしていたため、歩いて山登りになる。大汗をかいたが念のため替えの服を用意していたため何と…

採点終了

本日ようやく前期(春学期)の業務が終了した。暑い中なかなか進まず最後のコピーレポート探しも苦痛。もとからここを締め切りに置いてはいたのだが、途中いろいろしておけるはずが、夏風邪で寝込んだりしたためいただいた抜き刷りを読んだぐらい、本当に汗…

井上寛司『「神道」の虚像と実像』

日曜日は京都で研究会(さすが信長ということもあり大盛況、東京のHさんの顔は初めて見る)、今日・明日は試験、ということで夏休みはまだ遠く電車読書も続く。本書は「神道」が「日本固有の民俗宗教」ではないとして、古代から近代までの宗教的政治イデオロ…