wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

島薗進『国家神道と日本人』

絶望的にひどい本。内容自体は常識的で、国家神道を神社神道のみでとらえるのではなく、皇室祭祀の重要性や学校教育における国民統合装置について強調したもので、前半部については前期の授業でほぼ同じ趣旨の内容を自身で講義もしている。ただし講義は安丸…

石見銀山

月曜日から水曜日まで某研究会で、石見銀山地域への踏査旅行に参加。自身として戦国期を本格的に研究するつもりはないのだが、「人類の歴史」・「歴史学Ⅱ(対外関係史を予定)・「日本史概説」関連など後期の授業で取り上げる都合があり、実地見学に参加させ…

繁沢敦子『原爆と検閲』

昨日は研究会のために久しぶりに電車に乗り、しばらくほったらかしにしていた電車読書を再開。会開始が14:00からだったため、近所の新本屋に立ち寄り数冊を衝動買いしてしまう。研究会は考古学を基軸としながら問題の全体構造がよく整理された報告で、たいへ…

『大和川付替えと流域環境の変遷』

2004年が大和川付替え300周年だったということもあって、博物館特別展示・関係書籍の出版が相次いだ。2008年10月刊行の同書もその一環といえるものだが、監修者西田一彦氏および編者のうち北川央氏以外の2氏がいずれも工学部出身で、土木史としての側面を重…

「みんなでつくる淀川大図鑑」

ここ数日は余りも暑く、家でごろごろしながら読書と昼寝のだらけた生活。やはり明確に目標を定めなかったのが失敗のようだ。ということで久しぶりにお出かけ(自転車で10分に過ぎないのだが)。長居第二競技場は高校陸上の大会が行われていたようで、テント…

川北稔『私と西洋史研究ー歴史家の役割』

近所の図書館(某市立大学)が来週一週間夏休みになるとのことで、その前にふと立ち寄ってみる。当初の目的はコピーし忘れの雑誌のチェックだったのだが、諸事情で購入しなかった近刊に目がいき、本書を含めて5冊を借りてくることになった。当座の仕事がない…

新PC到来

一日中、移行に取りかかるもまだ終わらない。もっともテレビは前のPCで見ることになるため、しばらくは二大併用体制が続く。まだシステム全体が完成していないため結論は出せないが、メーラーは大変使い勝手が悪く、スピードも遅い。またキーボードは思いっ…

採点終了

本日2箇所5コマ分の採点結果を郵送し、定期試験の採点がようやく終了(盆明けのレポートが残っているがこれは10人以下)。暑さと寝苦しさによる寝不足のなかで、結局は1週間以上を費やしてしまった。長年行っている非常勤先がカリキュラム変更で3回生中心か…

1617会平野例会

久しぶりに引きこもり生活を脱して1617会平野例会に参加する。自転車で行こうかとも考えたが、結局は地下鉄・JR乗り継ぎという一番高いが楽な方法にする。天王寺ではJR西日本の欠陥ネットワークによる環状線遅れに加え、快速二本連続という欠陥ダイヤに…

クーラー採点

月曜日の採点一巡目を終え、昨日は原稿の校正。6月にやっつけ仕事で提出したため、日本語表現はバラバラでミスも多く、まっ赤にして返送することになる。もう少しまともな文章が書けないのか、情けない限り。新プリンターを利用し始めたが、さすがにこれまで…